選手紹介

【甲子園の悪童】球界の野良犬!愛甲猛の経歴と面白エピソード

【甲子園の悪童】球界の野良犬!愛甲猛の経歴と面白エピソード

元プロ野球選手、愛甲猛さんの経歴と面白エピソードを紹介します。(以下、敬称略)

愛甲は、プロ通算20年、ロッテと中日でプレイした選手です。

横浜高校時代、エースとして甲子園優勝へ導いたことが有名です。

プロ入り後、打者に転向し、1000本以上の安打を放ち、ゴールデングラブ賞も受賞した名選手です。

高校時代は「甲子園の悪童」と呼ばれたり、プロ引退後、自らを「球界の野良犬」と呼んだりと、破天荒な面白エピソード満載の人物です。

全て赤裸々に説明すると、投稿規約に引っかかる可能性があるので、表現に気をつけながら解説していきます!

愛甲猛の経歴:プロ入りの経緯

愛甲猛は、1962年生まれ、神奈川県逗子市の出身。

中学時代からスポーツ万能で、特待生(授業料免除)として、横浜高校に進学。

1年生から左のエースとなり、夏の甲子園に出場する。1年生の時は、3回戦で、県立岐阜商に3対0で敗れた。

3年生の時は、エース兼3番打者として再度、甲子園に出場。

決勝戦では、当時、アイドル的な人気を得ていた荒木大輔率いる早稲田実業と対戦。

荒木も愛甲も、調子が悪く途中降板するが、横浜高校が6対4で早稲田実業に、競り勝ち、見事、甲子園優勝を果たした。

1980年のドラフト会議で、ロッテに1位指名されてプロ入りを果たす・・・

が、、、本人は、横浜大洋ホエールズか西武ライオンズへの入団を希望していたため、会見でこの表情を見せた。

横浜高校時代の面白エピソードはのちほど紹介します。

愛甲猛の経歴:プロ入り後

ロッテ時代のプロ1年目から3年目は、投手として主に2軍で登板するも結果が出なかった。

1984年、プロ4年目から野手に転向。

1986年、プロ6年目から外野手や1塁手で、レギュラーに定着する。

1988年、プロ8年目、チームの主軸としてホームラン17本、141安打、打率.286の成績を残す。

1989年、プロ9年目、ホームラン13本、160安打、打率.303(リーグ8位)の成績を残す。

守備にも貢献し、1塁手としてゴールデンクラブ賞を受賞する。

1990年、プロ10年目、キャリア最多のホームラン21本を記録。ただし安打数が減り、打率.243と低迷。

プロ8年目から12年目にかけて535試合連続フルイニング出場し、当時のパ・リーグ記録を樹立。

1995年、プロ15年目、打撃不振もあり、中日ドラゴンズにトレードとなる。

中日時代の5年間は、主に控えの1塁手や、代打で貢献する。

1999年、プロ19年目、打率.387で勝負強さを見せて、星野ドラゴンズのリーグ優勝に貢献する。

2000年、プロ20年目、プロ野球選手を引退した。

引退後は、俳優・実業家・野球評論家・コーチ・YouTuberなど、幅広い活動をこなしている。

愛甲猛の面白エピソード:横浜高校時代

悪童たるゆえん!悪いと言われることは全てやった

タバコ・女・シンナー・万引き・暴力・暴走族・・・全てやったと言われる。

女性と交際するのは悪いことではないですが、愛甲の場合、高校生が行かないような、いかがわしいお店にも出入りしていた模様。

卒業間際暴行事件が発覚。横浜高校は、この一件で、対外試合禁止処分を受け、春の大会に出場できなかった。

愛甲はチームメイトや関係者らに謝罪した。

甲子園での優勝を誓いタバコ以外はやめる

横浜高校3年生の時に、甲子園優勝を本気で決意し、タバコ以外の悪事をやめる。タバコは続ける・・・

横浜高校の寮を脱走

1年生の時に同級生の安西健二(のちの、読売ジャイアンツ)と、1か月にわたり野球部の寮を脱走。

不良仲間の家を転々としていたが、警察に補導されて、当時の横浜高校渡辺監督に身元を引き受けられた。

監督の家に居候しているのに電話をかけまくる

寮脱走後、渡辺監督の家にお世話になるも、毎晩夜遅くまで監督宅の電話を使いまくる。

請求が数万円にも達するが、渡辺監督は「愛甲が立ち直ってくれればいい」と黙認。

甲子園のマウンドでショート安西が不適切発言

3年生の甲子園で愛甲がばてていて、不調な試合があった。

同級生の安西健二が、マウンドによってきて、ニヤニヤしながら、愛甲にこう言った。

「どうした??ヤニ切れか?」

さすがの悪童愛甲も、神聖な甲子園のマウンドでの不適切な発言にイラっとした。

甲子園優勝の夜、旅館の女将さんと徹夜でマージャン

タバコ以外をやめて甲子園優勝を誓った愛甲は、その念願を果たした夜、マージャン欲を解禁した。

甲子園優勝の夜、同級生が旅館のビールを飲み干す

マージャンに参加していた旅館の女将さんが、「今日は無礼講だよ!」と言った。

横浜高校の選手たちに旅館にあるビールをいくら飲んでもいいと、ゴーサインを出した。

翌日、旅館の瓶ビールは全てなくなっていた。

甲子園から横浜までの帰りの新幹線、アルコール臭が充満していて、愛甲は驚いた。(ちなみに愛甲は、お酒は飲めない)

甲子園優勝のお祝いで堀之内のソープランドに連れていってもらう

甲子園優勝後、愛甲が、横浜のスナックで飲んでいた(その時点で突っ込みどころありだが・・・)

偶然居合わせた、知り合いの社長がお祝いで、堀之内(関東で吉原と並ぶ花街)のソープランドに連れっていってくれた。

待合室にお姉さんたちが集まって、サイン会になったらしい。

体育教師にサインの代わりにタバコをもらう

優勝後、体育教師に体育教官室に呼び出された。サイン色紙をドサッと積まれて「頼むサイン書いてくれ」と言われた。

体育教師に「これ、吸いながら書いていいぞ!」とタバコを与えられた。

テストは名前が書けただけで得点

当時の横浜高校は、生徒が同時に100人以上万引きで捕まるほどの不良の巣窟だった。

試験では、答案用紙に名前をちゃんと書けただけで、5点もらえたらしい。

愛甲猛の面白エピソード:プロ入り後

落合博満に進言されて打者に転向

ロッテ時代3年目、落合博満(三冠王3回獲得)から、「プロで長く活躍したいなら、打者に転向専念しろ」と言われる。

愛甲は「いいですけど、責任取って、打撃理論を教えて下さいね」と言う。

落合は了承するも、愛甲は左投げ左打ち、左打者特有の理論があり、それは教えられないと伝える。

落合は、愛甲に外国人打者のリーを紹介し、愛甲はリーから打撃理論を教わった。

金田正一監督に世界一うまいタコを食わされる

ロッテ時代、金田監督に明石に遠征した際に、突然、食事に誘われた。

「これが世界一うまいタコじゃ!」と言われて、タコを食わされた。

打者が4打席打てないことを、「4タコ」と表現するため、当時の打者はゲン担ぎでタコは食べなかった。

金田監督はおかまいなしだった・・・

金田正一監督に世界一うまい餅を食わされる

ロッテ時代、キャンプ中に、みんなで鍋を囲んでいた。

金田監督が「どうじゃたけし!調子はどうじゃ!飯食っとるか!」と登場。

「そうじゃ!マネージャー!女房から世界一うまい餅が届いてる。監督室にあるから全部こいつらの鍋に突っ込んでやれ!」

鍋の中身が、サトウの切り餅だらけになった。

金田正一監督に頭を狙われる

ロッテ時代のある夏の日、愛甲が打撃不振でバッティング練習をしていた。

突然、金田監督が登場し、「どうじゃたけし!調子はどうじゃ!たまにはおれが投げたる!」と発言し、バッティングピッチャーをやってくれた。

さすが、400勝投手、制球も球の回転もよく、愛甲は気持ちよく快音を響かせた。

されど、400勝投手、打たれてイラっとしたらしく、愛甲の頭付近に球を投げてきた。愛甲は大きくのけぞった。

「どうした、たけし!避ける練習じゃ!」と言われ、打撃不振で練習してる愛甲にとって、たまったもんじゃなかった。

酒が飲めないのに酒癖の悪さを理由に2軍に落とされた

ロッテ時代、バレンタイン監督に呼ばれて、2軍落ちの理由を説明された。

愛甲の酒癖の悪さが原因だと説明された際、愛甲がニヤニヤしていたら、バレンタイン監督が激怒した。

「おれ、酒は飲めないんですよ・・・」と愛甲が説明すると、バレンタインは驚いた。

愛甲は、当時のフロント陣、特にGMに嫌われていて、イメージだけで事実無根の嫌がらせをされた。

遠征先のホテルに女性を連れ込む高橋慶彦を目撃

愛甲は、広島カープからロッテにトレードで移籍してきた高橋慶彦と同僚になった。

遠征先のホテルで、高橋慶彦とエレベーターで鉢合わせると、隣に美女を連れていた。

愛甲も多くのプロ野球選手を見てきたが、遠征先のホテルに女性を連れ込んでいたのは、高橋慶彦だけらしい。

YouTube収録中に高橋慶彦から電話でキレられる

愛甲がデーブ大久保のYouTubeチャンネルに出演していると、収録中に高橋慶彦から電話がきた。

愛甲が「やべっ!!慶彦さんだ」と言うと、デーブ大久保が「それは出ないとマズいです。どうぞ、どうぞ出て下さい」と言い、愛甲は電話に出た。

開口一番、高橋慶彦が「たけしー!電話番号変わったんか!変えたなら連絡よこせや!当たり前やろ!」とだけ言われて電話を切られた。

愛甲は茫然とし、デーブ大久保は爆笑していた。

中日ドラゴンズ彦野利勝が意識を飛ばす現場を度々目撃

愛甲は酒癖が悪い疑惑をかけられたが、愛甲いわく、プロ野球選手で本当に酒癖が悪かったのは、中日時代の彦野利勝だったらしい。

酔って暴れたりするわけじゃないが、とにかく意識がなくなるまで飲んだと言う。

中日のキャンプ中、ホテルの近くにスナックがあり、彦野は前日、そこで飲んでいた。

翌日、早朝に、愛甲が練習場に向かっていると、彦野がそのスナックから女性2人に両肩を担がれて出てくる現場を何度も目撃した。

以上が、愛甲猛さんの経歴と面白エピソードでした。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

本ブログはYouTubeチャンネルでも配信しています↓

よろしければ、ご視聴およびチャンネル登録や高評価をお願いします!

動画制作の励みになります。

あなたが知っている愛甲さんの面白エピソードや、他にとりあげてほしい選手がいれば、コメント欄で教えて下さい。

-選手紹介