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現役ドラフトのルールと仕組みを解説!阪神・大竹、中日・細川、巨人・オコエはなぜ生まれた?

現役ドラフトのルールと仕組みを解説!阪神・大竹、中日・細川、巨人・オコエはなぜ生まれた?

2022年11月に、NPBで初めて、現役ドラフトが開催されました。

現役ドラフトを受けて、12球団、各1名、全12名の選手が新天地へ移籍しました。

2023年シーズンから、移籍した選手たちは、新チームでプレーしています。

現役ドラフトにより、新たな環境で、大活躍している選手もいます。

最近、野球中継で、「現役ドラフトで移籍してきた大竹」とか、さかんに言われますよね?

でも、そもそも、現役ドラフトってなに?普通のドラフトとなにが違うの?トレードとなにが違うの?

と、疑問を抱いている野球ファンのために、ざっくりと、簡単に解説します。

2023年シーズンの結果を受けて、今後ますます重要視されるであろう「現役ドラフト」をなんとなく理解することで、これまで以上に野球を楽しみましょう!

現役ドラフトの仕組み

現役ドラフトは、出場機会が少ない若手・中堅選手の移籍活性化や出場機会確保を狙った選手移籍制度です。

NPBのルールあるあるなのですが、メジャーリーグで導入されているドラフト制度が参考にされています。

詳しいルールを説明する前に、現役ドラフトの2つのポイントをおさえましょう!

  • ポイント1:全12球団、必ず、参加しないといけない
  • ポイント2:各球団、必ず、最低でも1選手を放出し、1選手を獲得する

ということで、現役ドラフト開催後は、少なくとも12名の選手が必ず移籍します。

実際、2023年シーズン前、現役ドラフトで、12名の選手が移籍しました。

では、現役ドラフトがどのようにして行われるのか、ルールと仕組みをざっくり解説します。

各球団は、現役ドラフト開催前に、2名以上の選手をドラフト対象選手(放出候補)として、リストアップします。

放出候補の選手は、これらの4つの条件を満たす必要があります。

  • ①日本人選手
  • ②年俸5000万円未満:単年契約
  • ③FA権を持っていない、行使したこともない
  • ④育成選手ではない

ざっくりいうと、「育成中じゃないけど、1軍では使う機会がない選手」です。

ドラフト開催時には、このような流れで指名が行われます。

  1. 各球団が、ほしい他球団の選手1名を仮指名する
  2. 仮指名を一番多く受けた球団が、獲得選手を指名する:移籍1選手目確定
  3. 選手1名の流出が確定した球団が、獲得選手を指名する:移籍2選手目確定

これを繰り返して、各球団1名、12名の選手の移籍が決まったら、1巡目終了です。

ちなみに、各球団、ドラフト対象選手は、2名以上選出していますが、1巡目で、1球団が、2名放出・獲得することはありません。

1球団1名しか移籍しないよう、獲得選手の指名制限があるからです。

1巡目が終わって、2巡目に参加するかは、各球団が判断します。

2022年は、2巡目参加球団がなかったので、1巡目で終了しました。

開催初年ということで、各球団、様子見だったようです。

<2022年の現役ドラフト結果>

  • 渡邉 大樹(外野手):オリックス←ヤクルト
  • 古川 侑利(投手):ソフトバンク←日本ハム
  • 陽川 尚将(内野手):西武←阪神
  • 正隨 優弥(外野手):楽天←広島
  • 大下 誠一郎(内野手):ロッテ←オリックス
  • 松岡 洸希(投手):日本ハム←西武
  • 成田 翔(投手):ヤクルト←ロッテ
  • 笠原 祥太郎(投手):横浜←中日
  • 大竹 耕太郎(投手):阪神←ソフトバンク
  • オコエ 瑠偉(外野手):ジャイアンツ←楽天
  • 戸根 千明(投手):広島←ジャイアンツ
  • 細川 成也(外野手):中日←横浜

通常のドラフトとの違い

新人選手を決める通常のドラフトとの大きな違いは、必ず選手を放出しないといけないことです。

放出した選手は、他チームの戦力になる可能性があります。

自分のチームで、出場機会がないからといって、これまでお金をかけて育ててきた選手が、他チームで活躍されたら大損害です。

例えば、投手が、別チームに移籍されて、10勝あげられるくらいなら、5000万以下の年俸で、自チームに置いておいた方が全然マシです。

まさに、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹投手は、そうなりそうですね・・・

他リーグへの移籍だったので、まだマシですが、同一リーグだったら、ソフトバンクの編成は、激詰めされてるでしょう。。

現役ドラフトの結果と今後の課題

2023シーズンでは、現役ドラフトで移籍した選手が、予想以上に活躍しています。

阪神の大竹投手や、中日の細川選手のように、大活躍をしている選手もいます。巨人のオコエ選手も、期待感が高まっています!

彼らは、移籍していなければ、出場機会は限られていたはずです。

その意味では、移籍選手にとっても、獲得したチームにとっても、ファンにとっても良い結果だったといえます。

放出したチームは、もしかすると、後悔しているかもしれません。

ただ、放出選手は、自分達が選んだ結果です。選んだ時点では、運の要素は一切ありません。

球団を超えた選手の適材適所を実現する意味では、現役ドラフトは、一定の成果があったといえます。

一方で、現役ドラフトの課題は、大きく2つあると思います。

プロセスがよく分からないことと、選手のモチベーションへの心配です。

現役ドラフトは、密室・非公開で行われるので、イメージがわきません。

どこで、誰が、何をして結果が決まっているのか、全く情報がありません。

当然、新人ドラフトのようにテレビ中継もありません。

対象選手が多すぎるため、事前の予想報道も、ほとんどありません。

ファンからするとエンタメ性がなくて、いまいち盛り上がりに欠けます。

ただ、非公開なのはある意味、仕方がないといえます。

現役ドラフトに選出された選手は、ある意味、球団から戦力外とみなされた選手です。

単純解雇ではないですが、「同じくらいの年俸なら、あなたの代わりに別の選手がほしい」と言われてしまった選手です。

選手の心情や今後のキャリアを考えると、事前、あるいは当日の情報が非公開なのも、仕方ないといえます。

ちなみに、リストに選ばれて移籍した選手は、まだマシです。新天地で活躍するしかないですから。

リストに選ばれたけど、移籍できなかった選手、他球団に選ばれなかった選手は、少なくとも12名います。

2022年は、2巡目は、行われませんでしたので・・・

球団が、彼らに、事前にリストに入れるか伝えるかは、任意です。

リストに入れると伝えられていた選手は、2023シーズン、モチベーションを保つのはかなり難しいでしょう。

だからといって、強制的に2巡目までやるのは、なしですよね。

だって、どの球団からも求められていないのだから。。無理やり移籍しても、どうせまた出場機会はないはずです。

難しい課題です。

現役ドラフトに意見がある方は、なんでも構いませんので、コメント欄で教えて下さい。

以上が、現役ドラフトの解説でした。最後までご視聴頂き、本当にありがとうございました。

来年の現役ドラフトにも注目して見ていきましょう!

来年は2巡目まで、行われてほしいですね。。

よろしければ、チャンネル登録や高評価をお願いします!

他にとりあげてほしい選手がいれば、コメント欄で教えて下さい。

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